瀬戸
2022.10.15
本日、日帰りで名古屋です。ネコ娘と友達一人をリラックスワゴンで名古屋まで。なんでも好きなキャラクター?ゲーム?のカフェが名古屋にあるらしく連れてって、とのこと。それじゃ、ネコ娘を名古屋に置いて近くを観光しちゃおうかな? |
出発 |
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6:30、出発です。カフェの予約は夕方なのでゆっくり行きます。ネコ娘の友達もピックアップするのにこの時間くらいがちょうどいい。
自宅から約5分、友達と合流。友達のお母さんに見送られながら出発。 まずは小杉IC手前のガソリンスタンドで給油。そして、小杉ICから高速に乗ります。小矢部JCTで東海北陸道に乗り南下。名古屋高速で市内まで行きます。 10:00過ぎ、名古屋PARCOでネコ娘たちを降ろす。今日はここで夕方まで遊ぶんだって。じゃ。 その後、ペンギン姉さんとクマ兄さんは瀬戸市へ移動。今日は瀬戸市をブラブラしてみようと思っております。 |
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深川神社 |
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10:55、瀬戸市中心部にある深川神社にやってきました。お昼ご飯にはちょっと早いので参拝していこうとおもいます。
この深川神社は771年創建。瀬戸の産土神だそうです。三の鳥居(左)の先に拝殿があります。この神社に織田信長が鷹狩のついでに参拝したとか。そしたら刺客に襲われそうになったそうですが、宮司が織田信長を逃がしたそうですそれで七十五石の米が送られた、という逸話もあるんだって。 |
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OLIVARION?っていうポスターが貼ってあるんだけど、これは何だろう?陶神オリバー? |
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深川神社の横には深川奥宮稲荷社があります。稲荷神社らしく鳥居がずらっと並んでました。稲荷神社の鳥居が並んでいるのって雰囲気良いよね。
拝殿の横には「なでこまいぬ」がいました。「陶製狛犬」を御影石で再現したものらしいです。陶製狛犬っていうのは鎌倉時代に陶祖・加藤藤四郎という人が奉納した国宝で重要文化財にもなっている狛犬のことだそうです。これは宝物殿に安置されているんだって。 |
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深川奥宮稲荷社の隣には陶彦社という神社がありました。この神社は瀬戸の焼物の祖と言われる、加藤四郎左エ門景正(藤四郎)を祀った神社だそうです。1190年生まれっていうことだから鎌倉時代の人ですね。この時代に中国(宋)に渡って6年間も焼物造りを勉強してきたらしいです。凄い人ですね。 |
招き猫 |
瀬戸川の脇にある駐車場にやってきました。ここに車を停めてお昼ご飯を食べに行こうと思います。駐車場の脇には大きな招き猫が寝転がっていました。招き猫ミュージアムっていうのもあるらしいです。食後に来るかな。 |
魚六 |
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11:30。さて、お昼の時間です。瀬戸市はウナギのお店が多い。なぜかな?と思ったら陶工が精力付けにウナギをよく食べていたんだって。最初にうなぎ田代っていうお店に行ってみたんだけどやってないみたい。それで、次は魚六っていううなぎ屋さんに来てみました。ちょうど開店の時間で前に数組並んでいたけどすぐに入店できました。 | |
入店して約30分、クマ兄さんが注文した「うな重(ご飯大盛)」が運ばれてきました。このお店で一番大きなウナギの乗っているメニューです。うなぎ丼もあるんだけど、うな重の方がうなぎの量が多いんだって。というわけで、ちょっとお高いのですが、贅沢にうな重です。
このうな重、クマ兄さんが今まで食べたウナギの中で一番おいしいと思う。外側はサクサク、内側がフワフワ。うなぎの味も濃い。これは美味しい! |
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ペンギン姉さんは「うなぎ定食さしみ付」。こちらはお刺身とうなぎの蒲焼がお皿に乗っているタイプ。こちらもサクサクフワフワのうなぎを堪能できます。
この魚六さん、すっごい美味しかった・・・。 |
招き猫ミュージアム |
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12:25、駐車場の横にある招き猫ミュージアムにやってきました。小さな博物館ですが招き猫がたくさん展示してありました。残念ながら写真撮影不可。 | |
一階は瀬戸物の売店。二階が招き猫ミュージアムでした。唯一写真撮影できたのがこの招き猫。藤井聡太九段が史上最年少で五冠達成したことを記念しているようです。
さて、この招き猫ミュージアム。まぁまぁ面白かったです。 |
瀬戸蔵 |
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13:00、瀬戸蔵にやってきました。午後はこの瀬戸蔵の中にある博物館を見学します。さて、建物の前には1号バスの写真が展示してありました。昭和5年の省営バスの創業期から平成16年8月まで、最古のJRバス駅舎だった瀬戸記念橋駅がここに建っていたそうです。 | |
瀬戸蔵の中に入ると、吹抜けのホールがありました。そのホールではジブリシリーズの展示コーナーがあります。トトロとかもののけ姫、ナウシカなど。クマ兄さんはナウシカ好きなのですよ。ちょっと喰いついちゃいました。 |
瀬戸蔵ミュージアム |
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13:10、瀬戸蔵ミュージアムに入館します。ここは尾張瀬戸駅とやきものの博物館なんだって。 |
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入館してすぐに現れたのが緑色の電車。せとでんの名鉄モ754というそうです。この名鉄モ754は昭和3年に製造され、昭和40年から昭和53年まで瀬戸線の主力として使われていた車両だそうです。運転席に座ると狭い。ものすごく良い姿勢じゃないと座れません。 |
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客室はロングシートですね。天井を見てもクーラーはついてなさそうです。夏は暑そうだ。天井からぶら下がっているつり革が良い感じ。床も板張りです。これ、雨が降った夏は蒸しそうだなぁ。 |
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正面からパチリ。この名鉄モ754は直流600Vで最高速度は88.5km/hも出るそうです。100人も乗れるし。ということは路面電車じゃないんだね。行先表示が堀川駅になっていますね。現役時代に乗ってみたかった。 |
やきもの工場 |
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かつてこの辺りにたくさんあったやきもの工場を再現したコーナーがあります。工場内も見学できるみたいなので入ってみよう。右は成形した食器たちを乾かしている棚のようです。 |
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左はろくろかな。ここで職人さんがお椀を作っているようです。右は粘土を作る機械かな?絞る機械? |
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こちらは石炭釜ですね。今でも石炭釜でやきものを作っているのかな?ガスが多いんだと思うけど。最盛期には瀬戸市内に500〜600基も石炭釜があったそうです。 |
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ここからは「せともの屋」コーナー。瀬戸物を売っているお店を再現しているそうです。クマ兄さんの出身県、栃木県には益子焼っていうのがあるんだけど、子供のころ益子焼のお店に連れて行ってもらったときもこんな感じでしたね。 |
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やきものといったら、なぜか便器。便器ってなぜか陶器で作られていますね。TOTOとかINAXとか。海外に行っても陶器が多い。たまにSUS製もあるけれど。
右はゴム判絵付皿。ゴム判で絵柄をスタンプしているようです。これなら大量生産しやすいね。 |
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こちらは登り窯の模型ですね。日本六古窯の一つである瀬戸焼。古墳時代からあったそうです。江戸時代初期が最盛期だったようですね。このころにはどれくらいの登り窯があったのかな。 |
瀬戸千年のやきもの史 |
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三階には瀬戸物の歴史が分かる逸品が展示してあるみたい。それなら行ってみよう。 |
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左の背が高い焼き物は染付燈籠というそうです。瀬戸の窯の中でも大物作品が得意だった加藤杢左衛門の作品。寺院などに奉納されるものだそうです。青い色がキレイ。
右は青地陽刻上絵金彩花鳥図花瓶という作品。19世紀後半のものだそうです。100年以上前のものだけど焼物の色ってそのままなんだね。 |
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陶器のアイロンですね。左は蒸気アイロン、右が熱湯アイロン。蒸気アイロンは火にかけた土瓶から出る蒸気をゴムホースでアイロンに送り熱する方式。熱湯アイロンはその名の通り、中にお湯を入れで栓をして、火にかけて噴き出す蒸気で熱する方式。いろいろ考えますね。 |
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瀬戸物キャラクターコーナー。エルビスプレスリーとマリリンモンローがいますね。犬や天使もいます。右は中世ヨーロッパの人達ですかね。焼物ってこんなに狙った色が出るんですね。 |
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そして定番の便器。19世紀後半の作品だそうです。常滑でも陶器の便器を見たなぁ・・・。 |
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二階に戻って中央通りギャラリーを歩く。長屋の中に昔の瀬戸の日常が漫画で描かれていました。 |
尾張瀬戸駅 |
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最後に尾張瀬戸駅に戻ってきました。まぁ、ここを通らないと瀬戸蔵ミュージアムから出られないからなんだけどね。1925年から2001年まで活躍した二代目尾張瀬戸駅の駅舎を再現しているそうです。中に入るとレトロな感じですねぇ。 |
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柱に貼られた「ビールの王様コンクール」って何かな?よく読むとビールをどれだけ飲めるか選手権みたいな感じ。大瓶3本をまず飲みます。5分で。その後は好きなだけ飲んでもらって、審査員が何かを審査して総合点でビールの王様を選出するみたい。
改札口の上に掲示されている時刻表を見ると、朝と夕方は1時間当たり4往復。だけど、昼間は2往復。富山のあいの風とやま鉄道と同じくらいの密度ですね。 |
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左は出札口。ここで切符を買うようです。右はハサミですね。駅ごとに切り口が異なるらしいですが、駅員さんはどこの駅はどんな形って覚えていたのかな? |
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これにて尾張瀬戸駅、瀬戸蔵ミュージアムの見学を終わりにします。ここはノスタルジックな雰囲気が楽しめる博物館でした。クマ兄さんは大満足。 |
末広町商店街 |
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瀬戸蔵ミュージアムから駐車場へ移動する際、末広町商店街を通ります。 |
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末広町商店街に入ってすぐ、中央劇場・ロマン中央っていう看板が目に入りました。これは?映画館らしい。1993年に廃業してしまったそうですが。中央劇場が普通の映画館でロマン中央は大人向けのエッチな映画館だったそうです。
この末広町商店街は屋根付きのアーケードになっていて、なんとかシャッター街にならないように頑張っている感じでお店が開いていました。お客さんがもっと歩いていれば面白いんだろうけどね。 末広町商店街を半分くらい歩いて駐車場に到着。では、ちょっとだけ移動します。 |
窯垣の小径 |
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14:30、窯垣の小径にやってきました。瀬戸蔵ミュージアムからは車で10分かからないくらいのところです。一応到着したんだけど眠くなったので、後部ベッドで30分ほど仮眠。
15:00、お散歩に行ってみます。 |
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ここは人と自転車が歩くだけの道のようです。窯垣というのは窯道具を積み上げた塀や石垣のことらしい。常滑もこんな感じのところがあったけど、愛知県って焼物が盛んだったっていう証拠だね。 |
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常滑ほど観光地化されていないので、観光客は少な目。窯垣の小径資料館は15時で閉館でした。残念。さらに歩いて行くと所々に焼物の工場があります。ポリタンクに入れてあるのは色や艶を出す薬っぽい。 |
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こちらは大き目の工場ですね。やきものの工場なのかな?と思ったら接着剤の会社でした。 |
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洞本業窯というやきもの屋さんです。建物のまわりには薪が組んであり、建物の中には登り窯があるそうです。無料で見学できるそうですが、ちょっと人がいなかったので見学は諦めました。
ここでUターンして駐車場へ戻ります。 |
道の駅 瀬戸しなの |
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15:50、最後に道の駅「瀬戸しなの」に寄ってみました。売店の横に煙突が立ってますね。ここで焼物をやっているわけではないでしょうけど。 |
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道の駅と同じ敷地内に品野陶磁器センターというのがありました。ここで陶神オリバーのポスターを発見。瀬戸市のご当地ヒーローだそうです。なるほどね。
あとはアマビエもいましたよ。服は陶器で作られています。ちょっと怖い。 それから、この品野陶磁器センターの北側に品野陶土っていう土を採る場所があります。遺跡というか採石場というか・・・見学してみたい!と思ったけど一般公開はしてないようでした。 これにて瀬戸の観光は終了。ネコ娘と友達を迎えに名古屋へ行きましょう。栄周辺は混雑が予想されたので、名城公園駅を集合場所に指定。駅横のコンビニに着いたら、ネコ娘と友達もちょうど到着したところでした。 二人をピックアップした後は、そのまま富山に帰ります。 22:00ごろ、友達の家にちゃんと送り届け帰宅。日帰りでも名古屋ならソコソコ観光できるね。走行距離は520kmでした。 |