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フォッサマグナ


2023.4.30


 GWです。でも、遠くには遊びに行けないのです。ネコ娘の塾が夕方からあるらしいので、クマ兄さんとペンギン姉さんの二人でちょっとだけドライブに行ってみることにしました。




フォッサマグナパーク
 16:15、ギリ明るいうちに到着できました。糸魚川市のフォッサマグナパークです。国道148号線沿いに駐車場があるので、ここに車を停めて歩いて行くようです。
 事前情報では国道沿いに簡単な駐車場があるのみ、ということでしたが、ちゃんと舗装された立派な駐車場がありました。ここから徒歩で山の中に入っていきます。この道も舗装されているので安心。10分弱歩くとフォッサマグナパークに到着です。結構、お客さんが来てますね。ちなみに入場は無料です。
 崖の上に到着するので、階段で下部へ降りていくようです。階段の途中でパチリ。階段の途中から南側を見ると田園地帯。一見、何もわからない場所ですが、糸魚川−静岡構造線が下を走っていて、東西で地下水の質が異なるんだって。西側の井戸水が軟水になってて、酒造会社が西側の井戸水を使っているそうです。
 ドイツ人地質学者のナウマン博士が地質の溝を発見してフォッサマグナ(大きな溝)と名付けたそうです。崖の土の色がちょっと違います。左側が灰色で右側が茶色。左側が古い岩石で3〜4億年前の岩石。右側は1600万年前の新しい岩石。
 ユーラシアプレートの端にあった日本列島。約1600万年前に北アメリカプレート、太平洋プレート、フィリピン海プレート、そしてユーラシアプレートの力がぶつかり合い、日本列島がパキッと折れたそうです。この折れた場所がフォッサマグナ。ということは、「糸魚川-静岡構造線」と「柏崎-千葉構造線」が元々くっついていた場所なんですね。「糸魚川-静岡構造線」と「柏崎-千葉構造線」が離れていったので、その間のフォッサマグナに新しい岩石ができた、ということらしいです。
 この地質の境目が伸びているのが右の写真の点線方向。点線の右側と左側で地下水の水質が異なるっていうのも岩石の新しさに影響されているんですね。
 こちら、糸魚川-静岡構造線の断層の剥ぎ取り展示。左側が灰色で右側が茶色になっています。先ほどの崖と同じですね。これが西日本と東日本の境目ってことかな。ユーラシアプレートと北アメリカプレートの境界とも言われているんだって。こんなにハッキリと境界が目で見れるなんて思わなかったよ。




枕状溶岩
 フォッサマグナパークから5分ほど、枕状溶岩が見学できる場所があります。そこに行くまでの道から見える山がキレイでした。
 枕状溶岩っていうのは、溶岩がソーセージのようにチューブ状に流れて、冷え固まったもの。川の流れで削られて、崖にきれいな模様ができています。結構大きい。この溶岩は約1,400万円前のものだそうです。ということは新しい地質側で起きた火山ですね。




道の駅 親不知ピアパーク
 17:45、フォッサマグナパークから移動してきて道の駅 親不知ピアパークにやってきました。ここでトイレ休憩。トイレに行く途中、ウミガメの像があったのでパチリ。デカい。
 海岸をパチリ。今日はいい天気でした。この海岸、ヒスイが拾えることもあるらしい。何人かヒスイを探していました。見分け方は、ヒスイは硬いので角ばっているって言ってたかな。素人には難しいらしいけど。




たら汁
 朝日町へ戻ってきました。今日の夕飯はたら汁にします。この周辺にはたら汁を食べられるお店がいっぱいあるはずだったんだけど・・・「きんかい」しか営業してない。夕方だから?ゴールデンウィークだから?選択肢が少ないということは、悩まなくて良いってことで前向きに「きんかい」へ。
 ここ「きんかい」は民宿も兼ねているので、入口が分かりにくい。玄関から入っていくと奥が食堂でした。
 クマ兄さんとペンギン姉さん、二人ともたら汁定食を注文しました。お鍋にたら汁がたっぷり入っています。小鉢もたくさんついていて盛りだくさん
 メヒカリの干物の焼き魚、だと思う。カマスじゃないよね。この焼き魚、かなり美味しかったです。これだけでご飯一杯食べられる。
 19:00、撤収。ごちそうさまでした。この時間、まだ少し明るい。ゴールデンウィークって陽が長いんだね。




泊駅
 食後、朝日町の泊駅に寄ってみました。ここはあいの風とやま鉄道の終着駅、と思っていたら隣の隣の市振駅が終着駅でした。まぁ、いいや、と思って駅舎内に入ったら大きなヒスイを含んだ石というのが展示してありました。このあたりはヒスイの産地だからねぇ。重さは150sもあるそうです。



 これにてフォッサマグナパークとたら汁の旅は終了。半日だけど楽しかった。




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