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一日目 太地

2009.12.20



 今回もいつもどおり3時起きの3時半出発。東海北陸道を使ってまずは名古屋を目指します。東海北陸道は5ヶ月前の2008年7月5日に全線開通したばかりです。ここを走ってみたくて東海北陸道を利用。東海北陸道がずっと繋がったのであっという間に名古屋通過。7時ごろに亀山PAに到着しました。




亀山PA
 7時ごろに東名阪道の亀山PAに到着。結構寒くて、ぶらぶらする気にはなれない。でも、ちょっとした小山があって、景色が良さそうなので登ってみると、上り線の向こう側にシャープの亀山工場が見えるではないか!写真だとスチームが昇っているところ。はぢめてみた!背中側には日東電工の工場もありました。

 写真をとったら亀山ICをすぐに出発。すると、伊勢道にすぐに合流。あれ?前は東名阪道→名阪国道→伊勢道じゃなかったっけ?調べてみると2005年3月から亀山直結線というのができて、東名阪道→伊勢道にそのまま乗り継げるようになっているのでした。これは楽だね。料金所渋滞も解消されたとか。

 伊勢道をしばらく走ると、朝食の時間。嬉野PAで朝食。そのあと、伊勢道を南下し気勢道の終点、大宮大台ICまで走り、国道42号線へ。そのまま国道42号線を南下します。途中の道の駅でスタンプを押しながら南下を続け、尾鷲、熊野、新宮、那智勝浦を通って太地町へ到着したのでした。太地到着は12時半でした。

 ところで国道42号線、この国道は全国8位の長さの国道で、熊野街道とかトロピカルロードとか呼ばれる国道です。




くじら料理
 昼食は太地町立くじらの博物館の目の前にあるレストラン「花くじら」で取りました。ここはくじら料理が食べられるお店。ペンギン姉さんはくじらのくじらの竜田揚げ。臭みがなく、歯で噛み切れ易く美味しかったです(一切れもらっちゃいました)。
 クマ兄さんは和歌山名物のめはり寿司(左)とくじらのカツレツ(右)。白いご飯をネコ娘にあげるため?にめはり寿司も注文。くじらのカツレツは・・・ちょっと臭いかな。歯で噛み切るのも難しい・・・。竜田揚げのほうが美味しいかな。




太地町立くじらの博物館
 お昼を食べた後は太地町立くじらの博物館を観光。左はメインの博物館。入館するとすぐにイルカのショーがあるとのことで、館内の見学は後にしてプールのほうへ移動。と、行く途中でデカイくじらの骨格を発見!(右)。これはシロナガスクジラの全身骨格でした。体長26m、体重106tと地球史上最大の動物です。体長30mを越える大物もいるとか・・・。
 ショーはバンドウイルカが飛んだり跳ねたり・・・。他の水族館と同じようなないようですが、観客が極めて少ない為、とっても見やすい。観客は総勢20人くらいだったか。ネコ娘もお兄さんと一緒にイルカと踊ってます。
 イルカのショーを見終わったら博物館内を見学。左は1675年に和田頼治という人が考案した網取り法という捕鯨法。明治11年の「大背美流れ」と呼ばれる遭難事故により、太地の古式捕鯨は衰退してしまったそうです。右は天井から吊り下げられているクジラの模型と全身骨格。地震が怖い!
 二階から見ると超巨大なセミクジラの模型。体長15.2mだそうです。右はクジラに食べられる?ペンギン姉さん。髭鯨でも口を開けたらこんなにデカイ。大きな異物が口に入ったらクジラってどうするのかな?
 この模型はイシイルカ。実は先々週、自宅近くのスーパーで鯨肉の塩漬けみたいなのを購入しました。でも、ラベルをよく見るとイシイルカの塩漬け。この塩漬けの肉と野菜で野菜炒めを作ったら、超臭い!ペンギン姉さんは食べてくれませんでした。クマ兄さんにもキツイ匂い。その時からイシイルカってどんなイルカなんだろう、と思っていたのですが、こんなにすぐに会えるなんて思ってもいませんでした。お前ってやつは・・・あんな匂いするのか!

 ちなみにイルカは哺乳綱鯨偶蹄目クジラ類ハクジラ亜目に属しており、クジラの仲間なのです。
 左はマッコウクジラの肋骨。重くてペンギン姉さんでは持ち上がりません。なので隣のシャチの脊椎に挑戦。こちらはネコ娘でも持ち上がったよ。
 上の二つは近代捕鯨に必須の捕鯨銃。左は三連銃。口径25mm。右は口径90mmの単発砲で平頭銛になっています。この平頭銛は先端が平らになっていて、水中での直進性に優れ、浅い角度で命中した時の跳弾も少ないということです。日本海軍が開発した九一式徹甲弾の技術が応用されていたとか。
 館内を見終わったら、外に出てシャチのショー。食物連鎖の頂点に立つシャチですよ。日本でシャチのショーが見られるのは、ここのほかに鴨川シーワールドと名古屋港水族館だけ。ショーの中でシャチがジャンプするのを見ると、シャチの大きさに驚かされます。
 これは太地町の捕鯨発展に貢献した古式捕鯨に使われる勢子船。この船を10隻以上繰り出して近海捕鯨を行ったんですね。
 こちらは太地マリナリュウムという水族館。建物のほとんどを占めるのがイルカの水槽。イルカが数頭泳いでいる水槽を、水中トンネルから見ることができます。

 この水槽には世界で唯一の腹びれのあるバンドウイルカが飼育されています。写真には取れなかったのですが、このイルカは退化した後ろ脚が先祖返りしたと考えられ、腹部に1対のはっきりとした「腹びれ」を持っているのが特徴です。




捕鯨船資料館
 クジラの博物館の見学を終え、次に向かったのが捕鯨船資料館。捕鯨船「第11京丸」を博物館にしたようです。この捕鯨船資料館も有料のようですが、窓口は閉ざされ、入口は開放、入館券は博物館と共通とかかれています。勝手に入っていいってことだね。実質無料です。
 この捕鯨船「第11京丸」は昭和11年に進水した船で、南氷洋、北洋の捕鯨に活躍したそうです。右は操舵室。ネコ娘が操船中!この後、レバーに手を挟む、という事故が発生し、ネコ娘の指が負傷。思いレバーだったので指を骨折でもしたんじゃないか?と心配しましたが、幸い軽い怪我で済みました。あまり、子供にあちこち触らせるのも危険だねぇ。ネコ娘のテンションは下がりまくりでした。
 負傷した指を見せるネコ娘。この捕鯨船の甲板は急な傾斜がつけられています。それは、南氷洋の荒天で波をかぶっても、すぐに排水されるようにする為。命がけの捕鯨だったんですね。この捕鯨船「第11京丸」は資料館となっていますが、それほど資料は充実していません。やはり船が貴重な資料ですね。右は、捕鯨船資料館の目の前にあったモニュメント。クジラの背びれから水が滴っていました。

 太地町観光はこれでほぼ終了。この後、白浜に向けて移動します。できれば、途中の串本海中展望塔で世界最北の珊瑚礁を見たいなぁ、と思って。




橋杭岩
 国道42号線を串本方面に走ると、串本町に入ってすぐのところにあったのが橋杭岩。国の天然記念物に指定されています。大小40個ほどの岩が一直線に850mほども連なっていて、弘法大師が天の邪鬼が賭けをした残り、との言い伝えがあるそうです。駐車場も整備されていて観光客が必ず立ち寄る場所になっていますね。橋杭岩の向こう側には海が見えていて、岩手の浄土が浜を思い出させる風景でした。



 この後、串本海中公園に行ったのですが、水族館と海中展望塔がセットで1500円。残り時間30分ではほとんど楽しめないと思い、今回は諦めることにしました。世界最北のテーブル珊瑚を見ようと思ったのに・・・ちぇっ!



 お金がかかる海中展望塔は諦めて、台風シーズンによくテレビに出てくる潮の岬に行くことにしました。




潮岬
 串本海中公園から頑張って20分くらいで潮の岬に到着。駐車場に入ろうとすると、有料のはずなのに、勝手にどうぞ、見たいな顔をされて無料で入れました。おかしいなぁ、と思ったら潮の岬灯台も閉館時間でした。せっかくなので門のところで写真だけ撮って来ました。



 この後、夕飯は回転寿司がいいということで、白浜までドライブしましたがお店を発見できず。ウロウロして白浜駅で聞いてみると田辺まで行かないとない、ということなので田辺まで移動。串本から80kmも回転寿司を探してドライブしたのでした。
 そのあと、再び白浜に戻り「長生の湯」で温泉を堪能。そして、串本方面へもどり道の駅「志原海岸」で車中泊をしたのでした。就寝時刻は22時頃だったかな。




二日目
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