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二日目 鳥羽


2019.11.3


 二日目。今日は伊勢の定番スポットを巡りますよ。でも、その前に朝食が楽しみだ。



朝食
 7:00、起床。昨夜はいつの間にか寝ちゃったけど、朝までぐっすり眠れました。

 7:30、朝食の時間です。食堂へ行くとすでに朝食が並んでいました。席に着くとすぐに伊勢海老のお味噌汁が運ばれてくる。そして、昨夜の鯛のお頭の煮付けも運ばれてきました。めっちゃ豪華。
 ネコ娘がご飯をよそってくれる。こんなことしてくれるようになったんです。いつも家でご飯をよそうのはネコ娘の係。山盛でお願いってお願いしたら、てんこ盛りでした。

 ちなみに今日の朝食は山盛三杯のご飯を頂きましたので、昼食は食べられない予定。
 8:00、出発です。あまりのんびりしていると混雑しちゃうからね。食堂の横で宿泊料を払う。すると、あらめっていう海藻を乾燥させて物をもらいました。昨日、無人販売所で買わなくて良かった。

 8:05、出発!



鳥羽へ
 相差のあおやま荘を出発し鳥羽を目指す。

 ある交差点にて。目の前の建物の上に船がのっかっている。あれは漁船か?目の前の建物はお土産屋さんか?ちょっとびっくりな建物だけど・・・。
 8:45、鳥羽水族館前に到着。すでに駐車場待ちの渋滞ができていました。でも、すぐに駐車場を開けてくれたので一番入口に近い駐車場に車を停めることができました。



鳥羽水族館
 車を駐車場に停めたらすぐ入場口へ。すでに入場待ちの列ができています。開館は9:00らしい。

 しばらく待つと入場開始。自動券売機で入場券を買う。なんと、この券売機は外国語対応です。「ご安心ください 日本語で買えます!」ってどういうこと?外国人専用って思う人が多いのかな?

 入場したらまずは2階の一番奥へ。
 ゴマフアザラシにアシカの水槽を眺める。この時間、餌を与えているので海獣たちが活発に動いていました。
 今日、鳥羽水族館に来た最大の目的は、このダイオウグソクムシを見るため。先日、ニュースで鳥羽水族館のダイオウグソクムシが脱皮したとか絶食しながら長期間生きているなんて言う話を聞いたもんで、ぜひ見てみようっていうことで来てみました。ダイオウグソクムシを一番最初に見ようなんていう人は我が家以外に居ないらしく、しばらくの間三人でダイオウグソクムシの水槽を独占。
 よく見ると、目のまわりがかっこよくない?約3,500個の眼からできている複眼なんだって。このダイオウグソクムシはフナムシに近い生物なんだって。
 ダイオウグソクムシがいる、へんな生き物研究所には多足ダコの標本もありました。タコは通常8本の足がありますが、ときどき足が大量にあるものがいるそうです。普通のマダコらしいけど。足が増えるメカニズムは分かってないんだって。
 こちらはオオグソクムシ。10〜15cmくらいの大きさなんだって。ダイオウグソクムシは20〜40cmもあってサイズ感が全然違うらしい。そういや、以前、静岡の沼津港深海水族館に行ったとき、このオオグソクムシの唐揚げを食べるイベントやってたな。
 こちらは伊勢海老のしっぽ。紅白になってます。縁起が良いのかな。半分だけ色が違うってどういう仕組みなんだろう。
 続いてタッチプールへ。ちょっと前まではネコ娘はタッチプールでいろんな生物を触りまくりだったのに、最近は全然触れず。タコがいたので捕まえようとしたんだけど、ネコ娘はビビりすぎ。恐怖というものを学んだらしい。
 9:25、この時間、アシカたちが水槽から出てきてトレーニングをしています。触ろうと思ったら触れるくらいの距離です。かるく芸をしつつ体調のチェックをしているんだって。
 鳥羽水族館にはフンボルトペンギンが多数飼育されていました。日本の水族館だとよく見られるペンギンですね。キングペンギンとかコウテイペンギンだとテンション上がるんだけど、フンボルトペンギンだとまったりしちゃう。でも、元々生息しているチリの方では絶滅の危機に陥っているんだって。



奇跡の森
 奇跡の森というコーナー。以前からこんなエリアあったかな?ジャングルの湿地帯や池を再現しているそうです。葉っぱの上から水に手を入れると、ドクターフィッシュが集まってきます。この魚はネコ娘も大丈夫らしい。
 こちらはスナドリネコ。水辺で魚を捕まえるネコでフィッシングキャットって呼ばれているんだって。かなりネコっぽいネコ。見た目もカッコいい。
 子供向けのアスレチックみたいな通路を通ってこのエリアを出ます。ちょっと童心に帰る。



アシカショー
 10:00、アシカショースタート。アシカ一頭とスタッフのお姉さん一人で行われるようです。鳥羽水族館だからもっと派手なショーをイメージしてた。
 アシカが飛び込み台から飛び込んだり、フラフープをくぐったり、割と定番なショーですね。
 その後はボールを使った演技。アシカだからボールを使うショーは得意ですね。ジャンプ力もなかなかですな。あまり派手なショーではないですが、なかなか楽しめました。
 アシカのショーを見た後、海獣の王国を覗いてみたら、水上透明チューブの中は大渋滞でした。これはしばらく無理だな。
 日本の川水槽に行ったらカワムツとかアマゴとかヤマメが飼育されてました。でも、一番気に入ったのはサワガニ。唐揚げで食べると美味しいよねぇ。
 人魚の海コーナーではジュゴンやスナメリがいました。ジュゴンは日本でも沖縄周辺に生息しているらしいですよ。スナメリも日本周辺に生息しているらしい。仙台湾とか東京湾、伊勢湾にも居るんだって。



コーラルリーフ
 左の小さな魚のマンジュウイシモチ。上半身と下半身で模様が違う。ちょっと変わってるよね。右はモンツキカエルウオ。屋久島より南だったら日本にも居るらしい。角が生えている魚だね。


 
特別展示室
 さかさクラゲ(左)にミズクラゲ(右)。クラゲの種類は加茂水族館にはかないませんが、鳥羽水族館は他にもたくさん水槽があって、クラゲの前はガラガラなので、ゆっくり観察できます。
 左のシマシマがニシキアナゴ。右の点々がチンアナゴ。違いを調べたけれど、体の模様以外はよくわからない。警戒心がちょっと違う、というコメントもあったけれどそうか?


 
ジャングルワールド
 ジャングルワールドっていうコーナーに来たらピラニアがいた。時には牛馬も襲うというピラニア。アマゾンでは食用になってるんですよね。水族館内で繁殖させているのかな?
 おなじジャングルコーナーで不思議な光景を。レッドテールキャットっていうナマズだと思うんだけど、同じ方向を向いて一列に並んでいました。ずーっと。ピラルクが近くを通っても列は乱れず。何のために並んでいるんだろう。


 
伊勢志摩の海
 伊勢志摩の海といったら伊勢海老でしょう。ウツボもいたけど。昨日のイセエビ美味しかったなぁ。海の底ってこれくらい伊勢海老が集まっているのかな?こんな場所を見つけたら大金持ちだよ。
 こちらはアオリイカ。なぜかアオリイカも横に並んでいます。鳥羽水族館は並ぶのが好き?
 このデカいイカ、潜水艦みたいなやつ。コブシメです。コウイカの仲間なんだって。沖縄の方でよく食べられ、高級食材として有名なのです。南の方に生息しているイカなんだって。
 生きた化石、オウムガイ。タコやイカに近い生物なんだって。ということは食べることができるのか?
 これらはカブトガニですねぇ。二匹繋がっているうち、後ろにいるのがオスなんだって。名前にカニってついているけど、クモやサソリに近いんだとか。クマ兄さんが小学生のころ、学校の社会科見学で団地の中にある魚屋さんに行ったとき、なぜかカブトガニを見せてもらった覚えがあります。なんで、栃木の魚屋さんにカブトガニがいたんだろう?当時は天然記念物じゃなかったのかな?
 11:30、水上透明チューブに来てみたらガラガラになってました。もしかして、今別のショーをやってる?それはそれでラッキー。アシカやアザラシをゆっくり見学できました。
 最後に大水槽を眺めつつ、お土産屋さんでお土産を物色。ネコ娘、マジックふりかけが気になるようで、お土産に買いました。お弁当に持って行くみたい。お弁当食べるとき、マジックを取り出して何するの?って見ていたらふりかけでした、っていうのをやりたいんだよね。



 じゃ、これにて鳥羽水族館の見学は終了としますよ。



鳥羽駅
 鳥羽水族館見学後、駐車場に戻ってお土産を置き、鳥羽駅へ。途中、ミキモト真珠島の入口がありました。ミキモト真珠島って有名だけど行ったことない。午後に行ってみよう。
 12:00、鳥羽駅にやってきました。近鉄側の駅ですね。ここにはコンビニがあるんです。クマ兄さん、朝食を食べ過ぎたので昼食は軽めにしたい。でも、ネコ娘は普通に食べたい。なので、コンビニでお昼ご飯を買うことに。クマ兄さんはコーヒーとドーナッツかな。
 コンビニの横に待合所があって、ここでお弁当を食べられそう。ゴミ箱もあるので自由に使っていいみたい。なので、待合所の一角を借りてお昼ご飯。三人とも好きなものを食べられて満足。
 食後、再びミキモト真珠島の方へ歩く。と、近鉄のレール上を青い特急が走ってました。ロゴマークを見ると特急しまかぜだそうです。近鉄が誇る観光列車ですね。「しまかぜ」って爽やかな志摩の風と車内で過ごす心地よさを表現した名前なんだって。



ミキモト真珠島
 12:35、ミキモト真珠島の入場ゲートに到着。鳥羽と言ったら水族館とここミキモト真珠島ですね。有名観光地ですが、初めての来訪です。もしかしたらクマ兄さんが物心つく前に来たことあるかもしれないけど。
 ちょっとお高めな入場料金(1,650円/人)を払って入場。真珠島っていうから島なんだろうけど、橋で渡ります。橋も完全にガラスで囲まれていてとっても快適。地元の小学生の絵を見ながら真珠島へ。
 島に上陸すると真珠博物館を目指します。途中にいくつかモニュメントがありました。左は「真珠の島」って書かれた石碑。右は「養殖真珠第一号ここに生まれる」って書いてありました。でも、詳しい解説がなかった。
 こちらは御木本幸吉銅像。真珠の養殖に成功し、御木本真珠店の創業者。この銅像は御木本幸吉が存命中に建てられたものなんだって。


 
真珠博物館
 左は養殖真珠と天然真珠の比較。養殖真珠は丸く、大きくきれいな形をしていますが、天然真珠は形が小さく歪。真珠は養殖物が良いらしい。真珠は真珠貝(ここではアコヤガイ)の中で形成される代謝生成物。貝の中に異物が入ると、その周りに真珠層を作ることを利用して養殖真珠は作られるのです。
 こちら真珠養殖用の木枠筏。木枠を海に浮かべ、その下に駕籠のようなものを吊るし、アコヤガイを養殖するのだそうです。
 このコーナーではアコヤガイの中に真珠の核を埋め込む手術のやり方を説明してくれました。貝を殺さないように丁寧な手術が行われるんだって。
 こちらは核入れ手術の体験コーナー。丸い核を貝の中に入れるのです。一つの貝に一つの核を入れるんだと思っていたら、何個も入れるんだって。貝の負担が大きいのでは?と解説員に聞いてみたら、やっぱり死んじゃう貝もいるんだって。
 養殖期間を終え、海から引き揚げられたアコヤガイは貝剥き台を使って中身だけを取り出します。上は取り出された貝の中身。この後、真珠採取機で真珠を取り出すそうです。
 真珠の養殖を終えたアコヤガイをそのまま捨てちゃうのはもったいないので、いろいろな食べ物に利用されているそうです。左はアコヤガイの貝柱。炊き込みご飯の具に使われたり、粕漬けや干物で人気なんだって。
 真珠は核を入れた数に対して、花珠と呼ばれる極上品が5%、良質真珠が約28%。不良真珠が約17%。残りは死んじゃうんだって。50%のアコヤガイが死んじゃうとは・・・。



海女実演
 13:15、海女スタンドへいく。ミキモト真珠島では1時間に一回、海女の実演があるのです。1時間に一回ってすごくない?13:20ごろになるとボートがやってきました。
 ボートには四人の海女さんが乗ってきました。割と年配の海女さんです。若い海女さんっていないのかな?
 ボートが所定の位置に来ると海女さんが飛び込んでいく。結構大胆に飛び込むんだね。そしてすぐに潜っていく。
 しばらくすると浮かんできて、拾ってきた貝をたらいに投げれました。これを何回か繰り返す。こうやって牡蠣やアワビ、サザエを収穫しているんだね。結構重労働です。貝を安く買っちゃいけないねぇ。
 13:30、海女さんの実演終了。寒いので真珠博物館に急いで戻る。海女さんは寒くないんだろうか。



真珠博物館の続き
 真珠ってそれぞれ少し色が違うらしい。ピンク・シルバー・ホワイト・ブルー・イエローに分けているそうです。真珠の重さは「もんめ」で取引中。グラムじゃないんだね。大きさはミリ、ネックレスの長さはインチだそう。
 右は真珠を作る貝たち。ミキモトではアコヤガイだけど、他にシロチョウガイ、クロチョウガイも養殖真珠として生産されていますが、それ以外の真珠は天然なんだって。
 左はビッグパール。直径40×40mm。1987年1月、タイの養殖場で採取されたんだって。シロチョウガイを母貝として作られたとか。世界最大の養殖真珠としてギネスブックに認定されているらしい。
 右のティアラは1907年頃に作られたもの。中央の真珠は直径14mm。ダイヤモンドが周囲に散りばめられていますが、主役は真珠。なかなかすごい。
 左はローマ時代の耳飾り。楕円形のガラス板をはめたイヤリングだそう。下に垂れ下がっている四つの丸いのが真珠。揺れると軽やかな音がするんだって。
 右は薄く延ばした金の板を細工して作ったイヤリング。下に下がっているんが真珠だね。
 左は1600年ごろに作られたペンダント。緑色の大きな宝石はエメラルド。その両脇を固める真珠。このペンダントってものすごく高いんじゃな?
 右は真珠で作られたブレスレット、イヤリング、ブローチ、ネックレスのセット。小さい真珠にはすべて孔があけられていて、シロチョウガイの貝殻を切り出して作った台座の上に糸で固定されているそうです。これは19世紀に作られたもの。
 夢殿(左)と御木本五重塔(右)。夢殿は養殖真珠誕生100年の記念でミキモト美術工芸品を作ったそう。御木本五重塔は大正15年、フィラデルフィアで開催された米国独立150周年記念万国博覧会に出品されたもの。真珠は12,760個も使われているんだって。シロチョウガイの貝細工、プラチナもふんだんに使われています。
 ミキモトパールクラウン(左)は真珠872個、0.1カラットダイアモンド188個、18K金700gを使ったもの。昭和53年に作ったんだって。ミキモトパールクラウンU世(右)は真珠796個、0.1カラットダイアモンド17個、18K金950gで昭和54年製。なんだかすごい冠だけど作った目的はなんだろう?
 本物のミキモトパールクラウンは被ることができないので、紙製のミキモトパールクラウンを被って記念撮影。本物はだめなのか。



 以上でミキモト真珠島の見学終了。真珠って養殖だから美しいんだね。天然じゃ丸くならないか。
 ミキモト真珠島を出てリラックスワゴンを停めてある鳥羽水族館へ戻る。その途中、郵便ポストの上にラッコを見かけました。そして、近鉄23000系電車伊勢志摩ライナーを見かける。この特急は志摩スペイン村と大阪・名古屋を結ぶ特急。特急電車に乗って旅行に行くっていうのもたまにはやるか?



伊勢志摩みやげセンター王将
 鳥羽水族館を出てお土産屋さんを探す。そういえば、朝、船が建物の上に乗ったお店があったな?ということでやってきました。伊勢志摩みやげセンター王将っていうそうです。店内では鳥羽の定番のお土産の他に、活きイセエビやサザエなども売っていました。おいしそうなんだけど・・・買って帰れないなぁ。ちょっとだけ試食して撤収。いろいろ買っても良かったんだけど、昨夜、タイやイセエビを満喫しすぎちゃったからお土産もそれほど欲せず。



 じゃ、そろそろ帰ろうか。

 14:50、出発。



帰路
 お土産センターを出て国道167号線のバイパスを使って伊勢方面へ。松下JCTから自動車専用道路に入り、そのままの流れで伊勢道へ。

 伊勢道を北上していくんだけど、案の定渋滞。津に差し掛かるころには渋滞7km20分っていう表示が出てました。

 17:10、伊勢関ICまで来ました。渋滞ばっかりでなかなか進まない。この先は名阪国道と別れるので渋滞は緩和するかな?
 17:55、御在所SAまでやってきたので、ここで夕ご飯にします。今回はグルメ旅なので車中食はありません。ここでもグルメっちゃう。
 御在所SAにはレストランとフードコートがあって、どっちで食べる?と悩む。フードコートはほぼ満席。レストランも満席でしかもフードコートよりはちょっと高いよね。ネコ娘からフードコートでっていうリクエストがあり、三人別れて空席を確保。その後、それぞれ食べたいお店に注文に行ってきました。
 ペンギン姉さんとネコ娘は開花屋というお店でラーメン。ネコ娘はつけ麺です。JAF会員だと唐揚げが二個サービス。太麺で美味しそうだ。
 ペンギン姉さんは定番のらぁめんにしたらしい。でも、ちゃんと唐揚げ二個はサービスしてもらいました。ペンギン姉さんもJAFの家族会員なので。スープをちょっとだけ頂きましたが美味しいラーメンでした。トンコツ醤油かな?
 クマ兄さんは味蔵というお店でとんてきにしました。これは四日市名物ですね。ニンニクが効いていて美味しい。とんてきのタレでキャベツもモリモリ食べられます。



 18:40、御在所SAを出発。この後は短時間のトイレ休憩のみでガンガン走る。



 22:00、自宅に到着しました。いやいや疲れたね。今回のドライブの走行距離は807km。あまり走行距離が伸びなかったのは富山と三重の往復だけだからかな。



一日目
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