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一日目 榛名神社


2021.7.22


 さてさて、久しぶりのドライブへ。去年はネコ娘の受験とクマ兄さんの単身赴任、そしてコロナ禍でリラックスワゴンが活躍する日がほとんどありませんでした。そんな休養期間を終え、久しぶりに車中泊ドライブへ繰り出そうと思います。



出発
 7月21日(水)18:35、自宅を出発です。明日からの四連休はオリンピックの開催に合わせて臨時に設定されたもの。この機会を逃さずにドライブに出ちゃいますよ!
 まずは小杉IC最寄りのガソリンスタンドで給油。高いね〜、ガソリン。150円/Lもしましたよ。ま、気にせず行こう!

 給油後、北陸道小杉ICから高速道路に入って90km/hのペースでゆっくり北上します。我が家のリラックスワゴン、スピードを出すと揺れるので90km/hくらいがちょうど良いのですよ。
 21:00、名立谷浜SAで休憩。いつものコーヒーを買いに、SA内はお客さんいないね〜。レストランやお土産屋さんも閉まってました。まだまだ、コロナ禍は終わらないみたいです。
 それにしても北陸道の富山以北って久しぶりに走ったな。去年は単身赴任だったので、敦賀方面ばっかり行ってたからさ。名立谷浜の方へ来たのって2年ぶりくらいか?



 この後、上信越道へ入り長野県北部を南下していく。

 23:00過ぎ、今日の目的地は富岡IC近辺だったんだけど、眠くなって耐えられず。横川SAで車中泊にしようと思います。じゃ、お休み〜。
 7:00、起床。横川SAで目覚めました。昨夜は結構寝られたね。車内をドライブモードに戻し、着替えて出発の準備完了。
 トイレに行って用を足し、売店で朝ご飯を買いましょう。
 トイレをでて売店に行ったらSA内に急行「志賀」があります。7号車。ここに来ると、このモックアップを見るのが楽しみなのです。ペンギン姉さんとネコ娘はあまり興味ないみたいだけど。

 朝食にはネコ娘がゼロコーラ、クマ兄さんとペンギン姉さんはCOOLISHというジャンクな朝ご飯になりました。

 7:45、横川SAを出発。



こんにゃくパーク
 8:45、甘楽町にあるこんにゃくパークに到着。今日の午前中はコンニャクの勉強をしよう。連休初日の午前中なら、関東方面から来る観光客も少ないでしょう、という目論見です。
 こんにゃくパークはちょっとした遊園地のよう。ビートルが置いてあったり、足湯があったり。ここ、コロナ禍じゃなかったらかなり混雑するんじゃないでしょうか。

 8:50、早くも列ができ始めたのでちょっと並んでみる。クマ兄さんだけ、入口周辺を観察しに行ったら、並ぶ場所が違うんじゃない?最初に受付をしなければならないらしいけど、別の場所に並ぶようになってる。って・・・そんな看板を見ていたら、クマ兄さんの後ろに列ができてますけど。クマ兄さんが先頭になってます。

 9:00、クマ兄さんが先頭!?で受付へ。ちょっと横入りしてきたおばちゃんがいたので、二番目になったけどそれでも早い!別のところに並んでいた人達もいつの間にかクマ兄さんの後ろの方に並んでました。
 皆さん、受付をするとすぐに無料バイキングへ行くようです。朝ご飯を食べるのかな?我々は混雑が収まってから行こうってことで、まずはお土産屋さんを物色する。すると、詰め放題やってます。500円で袋に詰め放題。ネコ娘がチャレンジする。信玄餅の詰め放題で培った技術を使って袋を伸ばしたら破けた。そして、ネコ娘に怒られた。最終的に7個の飲む蒟蒻ゼリーBIGが取れました。まぁまぁお得。

 詰め放題を満喫していたらペンギン姉さんが工場直売のお得なこんにゃくをたくさん持ってきたので、まずはレジへ行って購入。重い!



工場見学
 続いて工場見学へ行ってみよう。こんにゃく工場でこんなにカラフルになるとは・・・。クマ兄さんの会社もこんな感じの見学通路を作ったらいいのに・・・。誰も見に来ないか。
 生産ラインも見せてくれます。今日は休日なので稼働してないけれど、普段の生産の様子はモニターで紹介してくれてます。食品工場だからきれいだね。そして・・・しらたきの作り方が面白かった。ネコ娘は工場見学なんて興味ないかと思ったけど、結構楽しんでみてましたね。大きくなったなぁ。
 工場見学の通路にはこんにゃくに関するパネルがたくさん貼ってあるんだけど、こんにゃくの花なんて初めて見たな。
 見学してきた工場の外観をパチリ。遊園地みたいな工場だね。うちの会社とは別世界。ここまで遊園地な工場は、他には札幌の白い恋人パークくらいじゃないでしょうか。



無料バイキング
 9:45、ちょっと早いけどお昼ご飯的な無料バイキングへ行ってみる。何種類あるんだろうか?こんにゃくのうどんやラーメン、ステーキなど取り放題。これが無料っていうんだから凄い。
 では、いただきます。オーソドックスな味噌田楽や刺身こんにゃくが美味しい。あと、レバ刺し風こんにゃくもお気に入り。こんにゃくの揚げ物も始めた食べた。こんにゃくラーメンもしょっぱくて美味しかった。こんにゃく尽くしの料理って美味しかったけど、飽きるかもね。ちょっと単調になりがち。でも、一食だけ、無料で食べ放題っていうのは凄いと思う。
 こんにゃくを使ったデザートで〆ましょう。乳酸菌こんにゃく、イチゴ牛乳風プリン、ごま豆腐の三種類。イチゴ牛乳プリンが好きかな。こんにゃくでお腹いっぱいになっちゃったよ。



 じゃ、この辺でこんにゃくパークは終わりとしよう。無料でいろいろ楽しめて面白かった。



白倉神社の鳥居
 今朝、こんにゃくパークへ行く前にガソリンスタンドを探したんだけど、その時に見かけた天狗が気になって寄ってみました。白倉神社の鳥居だそうです。鳥居と天狗だけで本殿は別の場所にあるらしい。で、ここの天狗が凄くデカい。国道254号線沿いに突然現れた天狗にびっくりなのでした。

 この後、白鳥神社に行ってみたんだけど、駐車場がない小さな神社だったので、立ち寄らずに次へ行くことにしました。天狗だけで満足満足。


 
ヤマダ電機
 続いて群馬県立自然史博物館へ行こうと思います。途中のヤマダ電機でサーキュレーターを購入する。昨夜、暑くて朝方起きちゃったので。サーキュレーター二台体制で快適に寝るのですよ。



 そして、群馬県立自然史博物館に到着。すると・・・なんと事前予約制とのこと。あちゃー、入れないよ。スマホで調べると夕方の時間帯に予約できそう。なので、夕方の予約を取る。

 じゃ、ちょっと予定が変わるけど、次に行く予定だった場所へ先に行こう。



榛名神社
 13:00、榛名山へやってきました。山頂のちょっと手前にある榛名神社が今度の目的地です。大きな鳥居の手前の無料駐車場に車を停めて榛名神社へ向けて歩きます。今日はとっても暑い。ペンギン姉さんがイヤイヤ歩いてるよ・・・。
 鳥居を抜けて参道を登っていくと、道路の両側に宿坊が並んでいます。ここら辺に宿泊できるみたい。
 13:10、随神門。ここから先が神域かな。1847年に建立された門。もともとは仁王門って呼ばれていたそう。
 随神門を抜けたら一気に雰囲気が変わりました。森の中って感じ。ちょっと周囲が暗くて神様か熊が出そうな感じ。
 ちょっと進むと「みそぎはし」。その脇には壽老人?とかいう人の像がありました。この人は何者でしょう?とりあえず、この橋を渡ると体が清められるっぽいので先へ進もう。
 緩めの上り坂を登っていく。参拝者の多くはマスクをしながら歩いているので結構つらそうですよ。背の高い杉の木に囲まれているので、日陰が途切れずうれしい。さて、御神木はどこにあるかな?
 梅の店っていうお土産屋さんがこんなところにありました。境内でもお店を開けるんだね?榛名神社公認のお土産屋さん?
 このお土産屋さんを過ぎると三重ノ塔が見えてきました。この三重ノ塔は群馬県内唯一のものだそう。神仏習合の名残りがあって、神宝殿と今では呼ばれているそうです。
 梅の店の先にある鳥居には名前は無さそう。その脇に古谷トマトの碑がありました。種子特産之碑って書かれています。群馬県はトマトの栽培が盛んらしい。
 さらに進むと崖の崩落、落石を防ぐ屋根付きの道になり、その途中に賽神社(さえのかみしゃ)という神社がありました。ここの神様は他界より進入して災厄をもたらす邪心、悪魔などを防ぎ止め、追い返す役割があるそうです。ということは、この先には悪いものはいないな。
 トンネルを抜けると巨岩がゴロゴロ。この辺りは行者渓と呼ばれ、かつて修験者が修行をした場所だそうです。赤い欄干がある橋は神橋。



本殿・拝殿
 さて、階段が現れました。左手にドーンと伸びた矢立杉があります。さらに神幸殿(みゆきでん)も。ここから建物が増えてくる感じ。階段を登っていくと神門があり、その先には双龍門がありますが、現在は改修中。
 13:25、ようやく本殿・拝殿に到着しました。階段を登り切って目の前に本殿が現れるんだけど、その背後には高い岩があります。その上に今にも転げ落ちそうな岩があってびっくり。御姿岩っていうそうです。どうしてあんなところに岩が載ってるんだろう?と思いますね。
 それでは拝殿にお参りしましょう。参拝客もそこそこいるので、順番に並んで参拝していきます。この拝殿・本殿は岩に囲まれた場所にあるんだなぁ、と関心。
 参拝後、社務所で御朱印を頂く。コロナ禍だからでしょうか、書き置きの御朱印でした。御朱印帳に丁寧に貼らなきゃね。



帰路
 帰り道、矢立杉の横で先を見ると先がありました。瓶子の滝(みすずのたき)っていうそうです。チョロチョロと流れる滝が涼しげですね。手水舎の水もこの近くから引いているとか。
 さらに下っていくと鞍掛岩という岩がありました。写真で見ると分かりにくいけど、実物も木々が生い茂っていてわかりにくかった。でも、よく見ると橋が架かっているようです。その橋が鞍掛岩。天然の橋みたい。



デザート
 14:00、門前町まで戻ってきました。お昼ご飯はコンニャクパークで済ませているので、デザートを食べよう!


 まずは随神門近くの喫茶店、延寿亭でジュースを注文する。
 クマ兄さんとネコ娘はコケモモジュース。ペンギン姉さんは山ぶどうジュース。コケモモジュースの方が飲みやすい。山ぶどうジュースはかなり濃厚。どちらも美味しかった。どっちを飲んでも満足できるね。
 続いて三杉屋さんで焼きまんじゅうを注文。三人で一本を分け合ってみる。

 まずはネコ娘、そしてペンギン姉さん、最後にクマ兄さんが頂きますよ。あぁ、これは美味しいね。まんじゅうは饅頭だね。蒸かした餡のない生地だけの饅頭。これに甘い味噌をつけて焼いたものです。これは甘じょっぱくて美味しい。



群馬県立自然史博物館
 15:20、群馬県立自然史博物館に戻ってきました。昼寝をしていたペンギン姉さんとネコ娘を起こし、博物館へ行ってみる。外に巨大なカブトムシのモニュメントがあったのでパチリ。ネコ娘は虫が嫌いなのでとっても嫌がりました。
 15:30からの予約なので、ちょっと早いけど入館してみる。15:30の予約ですよって言うと、すぐに手続きして入館することができました。
 自然史博物館ですからね、生命の起源とか恐竜とかそういう博物館だと思って入ってみたら、最初に実験器具が出てきてびっくりしました。これはミラーの実験というそうです。原始大気を想定したアンモニア、水蒸気、メタン、水素などをフラスコの中にいれ、放電を繰り返したそうです。すると、生命体に含まれるアミノ酸が出来上がったとか。この実験で生命の元が原始地球の条件下で作られることが確かめられたんだって。この実験をやったのがシカゴ大学の学生であるミラーさん。学生がやったんですか、すごいな。

 ということで、想像通りここは生命の起源からスタートする自然史博物館でした。
 左は太古の海の中。バージェス頁岩動物群のジオラマだそうです。古生代カンブリア紀中期っていう時代だって。今では見られない奇妙な生物が泳いでますな。オウムガイとかカブトガニってこの時代から変わってないんだよね?

 右は化石の発掘現場の様子。ガラス張りの床の下に作られた模型ですが、なんと!トリケラトプスの発掘現場を再現しているんだって。この化石、本物という話もあるけれど本当だろうか?それにしても化石と周囲の石の違いってどうやって見分けるんだろう、といつも思う。
 導入部分を抜けるとお待ちかね、恐竜コーナーです。地球の時代って名付けられたこのコーナー。ずいぶん立派な展示でした。左はトリケラトプス。複製した化石の模型だろうけどかなり立派。右は全長25mのブラキオサウルスの骨格標本と実物大のティラノサウルス。こちらは全長15m。ブラキオサウルスの模型は国内唯一だって。
 ちょっと時代が進んで、中央のデカいサメの口はカルカロドン・メガロドンのもの。ネズミザメの中まで新生代第三紀中新世という時代に生息していたサメだそうです。全長は10m以上あったのでは、とのこと。
 第四紀という時代(258万8000年前から現在まで)が始まると、現在の生物の祖先とか近い種の生物がたくさん見られるそうです。この時代は氷河期で厳しい気候だったとか。大きなゾウはナウマンゾウ。日本各地でナウマンゾウの化石が見つかっているそうです。マンモスとは違うらしい。ナウマンゾウは30〜2万年前にアジアで生息していたアジアゾウ属ですが、マンモスは400〜1万年前のユーラシア大陸北部やアラスカ、カナダに生息していたマンモス属。住んでいた地域は違うけど、同じ時代に生きてたんだねぇ。
 化石の展示の次は、群馬の自然と環境の展示コーナーでした。アナグマ、タヌキ、テンなどの剥製が展示されてます。10年以上前、石見銀山に行ったときに野生のアナグマを見かけたけれど、それまでアナグマって知らなかったんだよね。
 群馬のコーナーを過ぎると、自然界におけるヒトっていうテーマになりました。ウマの上に乗ったヒトの骨格標本は、映画ナイト・ミュージアムを思い出させるね。

 二階に上がると違う角度で恐竜たちが眺められました。
 あれ!?クマのコーナーに人が紛れ込んでるよ???

 あ!クマ兄さんか、という画でした。
 続いてダーウィンの部屋。ダーウィンの解説が聞けるんだけど、一番驚いたのはダーウィン直筆の手紙が展示されていること。本物らしいですよ!これは貴重!
 なぜか、ガイガーカウンターも展示してありました。自然界にある鉱物からほんの少しの量だけど放射線が出てますよ、というのが分かるようになってます。東日本大震災の後、東京近辺では放射線量を測定するガイガーカウンターが売れまくったんだよね?今も使っているのかな?
  新第三紀中新世に群馬近辺の海を泳いでいたカミツキマッコウ。当時の海では最強の哺乳類だったとか。巨大な歯で捕食していたようです。うーん、恐ろしい。
 最後は企画展。今は「鳥たちの世界」という企画展で鳥の剥製や骨格標本の展示がたくさんありました。飛ぶ鳥って竜骨突起と呼ばれる骨が発達しているんだって。翼を動かすために発達した大胸筋を支えるために、竜骨突起が必要とのこと。飛ばない鳥の代表であるダチョウは竜骨突起が無くなってるそうです。
 16:45、これにて群馬県立自然史博物館の見学終了です。事前情報通り、この博物館の展示は素晴らしかった。今後、各県の博物館めぐりをするっていうのも良いかも。



 では、今日はこれくらいで終わりにして、夕ご飯を食べに行こう。



めんいち
 夕飯は群馬名物を食べたいねってことで、ひもかわうどんのお店を探してみました。が、ひもかわうどんって群馬県東部の桐生あたりの食べ物みたいだね。高崎近辺で検索してみたら一軒だけひもかわうどんをやっているお店があったので行ってみました。
 そのお店の名は「さぬきうどん めんいち」。さぬきうどんなの?店内に入ってみたらちゃんとひもかわうどんもメニューにあったので安心しました。
 このお店、あまり元気のないオヤジが一人で切り盛りしているみたい。あと、お客さんは我々以外に1組2名。女子大生?くらいの子たちが、ひもかわうどんを食べていました。
 注文して15分ほどでひもかわうどんが出てきました。かなり平べったい麺が特徴のひもかわうどん。うどんの麺をしっかりと味わいたい人は気にいるんじゃないでしょうか。今回は肉汁うどんにしたので、汁にはお肉が少しだけ入ってました。肉汁を楽しむもののようで、お肉はあまり入ってない。
 ネコ娘は台湾風まぜうどん。結構辛くて豆板醤の風味もあって、ネコ娘は全部食べられなかったとさ。美味しかったけどね。


 ということで、麺の主張がハンパないひもかわうどん、なかなか美味しかったです。



 その後、コンビニでアイスを食べたのも美味しかった。



あいのやまの湯
 本日最後のイベントは入浴です。道の駅「赤城の恵」まで移動してきました。道の駅に併設されている「あいのやまの湯」で今日一日の汗を流そうと思います。


 入浴料は520円とアフォーダブル。それでいて天然温泉です。泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物泉でした。

 コロナ禍ということで、20時閉館とのこと。40分ほどのあわただしい入浴になりましたが、サッパリできました。



 今日はこのまま道の駅「赤城の恵」で車中泊します。今日も疲れたねぇ。眠くなるまでスマホで遊んで、おやすみなさい。



二日目
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